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AI・テクノロジー報道記事
米Citrini ResearchがClaudeを用いてサソリ毒向けタンパク質を設計。実験結果を背景にライフサイエンス関連銘柄を選定しました。
20万ドル
プロジェクト予算
300以上
Claudeが立ち上げたサブエージェント数
211種類
生成されたタンパク質設計数
17種類
標的毒素への結合が確認された設計数
3 POINTS
●Claudeを用いて211種類のタンパク質を設計し、5種中4種の毒素に対して17種類の結合を確認
●毒素阻害の検証は未実施で、治療薬としての実用化には多くの科学的検証が残る段階
●AIエージェント普及に伴う実世界での試験・機器需要を見込み、ライフサイエンス企業を選定
米調査会社のCitrini Researchは、米AnthropicのAI「Claude」を用いてサソリ毒を標的とするタンパク質を設計する実験を実施したと発表し、ライフサイエンス関連株を選定銘柄として挙げた。
実験は20万ドルの予算で実施され、一般公開版より高度とされるAnthropic社内の研究モデルが使用された。バイオセキュリティに関する安全対策の要件を満たすため、プロンプトの入力はAnthropicのオフィスで行われた。
約35ページのプロンプトに対し、Claudeは300以上のサブエージェントを立ち上げて設計を行い、追加指示を含めて計211種類のタンパク質を生成した。これらをTwist BioscienceとAdaptyv Bioに送って合成と検証を行ったところ、対象とした5種の毒素のうち4種に対して17種類の設計で結合が確認された。このうち「Cn2-B1」と「Cn2-B2」の2種は低ナノモル濃度の親和性を示した一方、5種すべてに結合する単一分子の設計は成功しなかった。
なお、設計されたタンパク質が毒素の働きを阻害するかを調べる実験は行われておらず、同社は「治療薬と呼べる段階に至るには、まだ多くの科学的検証が残されている」と説明している。
Citriniは、AIによる「仮想の生物学者」の活用が進むことで、実世界での受託試験や機器提供を手がける企業への需要が高まると分析。注目の銘柄としてCharles River Laboratories、Revvity、Tecan Groupなどを挙げている。
TAKEAWAY
AIによるバイオ創薬支援の進展は、生成能力の向上だけでなく、物理的な検証を担うライフサイエンス企業への需要喚起につながる可能性があります。